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香典返しのマナー
香典返しのマナーに関して説明します。
■香典返しの目安は
香典返しの目安は、”半返し”と言って、普通は香典を頂いた額の半分くらいをお返しするのが妥当です。現在ではこの方法が最も一般的な方法です。一家の長など、家計を支える方が亡くなった場合などは、4割程度でも良いとされています。
普通は五段階くらいの品を用意して、香典の金額に応じてどれかに当てはめて返すのが良いと思われます。また、特に高額の香典を頂いた方以外は同じ品にする様が良いと思われます。
■香典返しはいつまでに
一般的には、忌明けとなる四十九日に行います。本来、香典返しは直後お礼の挨拶に伺うのが良いのですが、現在では交際範囲の広がりや時間的な制約もあって、品物に忌明けの挨拶状を添えて送る事で感謝の気持ちを表すことがマナーとして定着しています。
■この場合の香典返しは
”○○一同”でいただいた場合の香典返しのマナーは、皆さんで召し上がれる物として、お茶・コーヒー・お菓子などをお返しする事が一般的です。 次に葬儀に列席せず、香典のみ頂いた場合の香典返しのマナーですが、品物でお返しをせずに、お礼状で感謝の気持ちを伝えることが多いようです。
そして、生花・供物・お見舞いを頂いた場合の香典返しのマナーですが、香典以外に頂いた分もお礼したい場合、香典返しは香典額を少し多めに頂いたつもりでお返しすると良いでしょう。
■香典返しの送り方は
香典返しには挨拶状や礼状を添え、納骨あるいは七七日(五七日)の法要を済ませた旨を伝え、厚くお礼を申し述べます。香典返しの品物には奉書紙、半紙などに包み、弔事用の黄白又は黒白の水引をかけ、表書きは上段に”忌明”または”志”、下段には送り主である喪主の姓名を書くことが多いようです。
■仏教式以外、香典返しのマナーは
香典返しという言葉自体は仏式ですが、一般的に神式でも同じよう香典返しをすることが多いです。神式では三十日祭または五十日祭を忌明けとし、挨拶状と共に香典返しを行います。神式の挨拶状も仏式と同様に書けばよく、印刷された既製挨拶状も葬儀社にあります。ただし、”冥福””成仏””供養””回向””追善”などの用語は避け、表書きを”偲 草””志”などとします。
キリスト教でも仏式と同様にする事が多いようです。香典返しの時期ですが、キリスト教の場合は特に決まっていませんが、1ヶ月後の召天記念日に納骨を済ませ、その旨の挨拶状を添えて、故人を記念する品を贈る事が一般的です。香典返しの表書きも、”偲び 草””志”などで良いでしょう。